リハフィットには、「促通反復療法(川平法)」の研修を修了した理学療法士が在籍しています。
このページでは、「促通反復療法(川平法)」について、解説いたします。
促通反復療法は、医師である「川平和美」先生が考案された、神経促通療法の一つです。

特徴「麻痺の改善」を目指したリハビリ法
麻痺の改善に向けたリハビリは、どういうイメージでしょうか?
リハフィットで実施している「促通反復療法」は、麻痺の改善を目的とした方法の一つです。
NHKで、脳がよみがえると特集されるたリハビリ法です。
NHKが紹介するだけあって、実際に、色々なエビデンスがあります。
近年では、海外で実施されているほど、着目されているリハビリ手技です。
実際の効果について、脳卒中の治療をまとめたガイドラインでは、以下のように述べられています。
促通手技を反復する訓練が、軽度から中等度の上肢麻痺を改善させることがRCTで報告されている。(後略)
日本脳卒中学会脳卒中ガイドライン委員会(編集):脳卒中治療ガイドライン 2021.協和企画, 2021
RCTという、信頼性のおける研究で有効性が示されているということです。
なお、その他のエビデンスについては、促通反復療法研究所にてまとめられています。
促通反復療法のエビデンスまとめ(促通反復療法研究所 作成)
これらの研究をみると、例えば手の麻痺が改善した報告があります。
このように促通反復療法単体でも有効性はありますが、併用でさらに効果的です。
具体的には、「電気刺激」「振動刺激」を組合わせることで、麻痺の改善がより良くなったと報告されています。
まだまだ研究段階ではありますが、「再生医療」や「rTMS」等との先端医療との組み合わせも大変有効だと言えるでしょう。
促通反復療法の具体的な内容
考案された「川平和美」医師の治療動画です。
イメージがつくかと思います。
具体的な内容を説明します。
手や足の動きを回復するような方向への動きを誘導しながら、反復します。
この回復するような方向への誘導が、促通反復療法の特徴の一つです。
適当な方向に動かせば良いわけではありません。
動かす速度、力の大きさ、ご本人の力加減など、全て理論的に説明される動かし方となっています。
この回復するような方向への運動を、どれくらい反復するのか?!
回数は、50回〜100回反復します。
多いと思いましたか?
では、10回の運動を想像してみてください。
10回の運動で、自分のものにすることはできますか?
できないですよね。
そうなのです。重要なポイントの一つは、反復回数です。
でも、いつものリハビリでは10〜20回の回数しか運動していないから、急に回数が増えたら疲れそう…
そう思いますよね。
それが、疲れない(少ない)のです。
実際に、リハフィットでは80歳を超えた方でも、100回繰り返すことができています。
なぜなら、促通反復療法は、「サポート」と「自力」の組み合わせなんです。
自力で100回は出来なくても、理学療法士によるサポートが絶妙な程度で実施されるので、100回繰り返すことができます。
ここが大きなポイントです。
更に「サポート」も深みがあります。
先程の回復するような方向へ運動することと似ていますが、筋と神経、感覚を良く考えて動かしている点です。
つまり、ただ動かすだけでは意味はありません。
(意味があっても思った通りの効果は得られません。)
動かし方が肝なのです。
この「サポート」は、神経が反応しやすい速度やリズムを引き出しながら動かしています。
そうすることで、実際に、動きが改善した例が多数報告されています。
促通反復療法に加えて、「振動刺激」や「電気刺激」を併用することで、さらなる効果が期待できます。
ご興味ある方は、一度リハビリ体験へお越しください。
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