【エビデンス有】片麻痺を改善する治療法を一挙ご紹介
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
父が脳梗塞になり、左手足が麻痺しています。
麻痺を治す方法はありますか?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・「片麻痺を改善する」とは?
・片麻痺を改善する治療法
①リハビリテーション
②電気刺激
③rTMS(反復経頭蓋磁気刺激)
④再生医療
・組み合わせで更に改善up
本記事を読むことで、片麻痺を改善する治療法を理解できます。
3分で読めるので、片麻痺を改善する方法を知りたい方は、最後まで読んでみてください。
「片麻痺を改善する」とは?
とても重要なポイントなので、まずはここを共有しておきたいと思います。
本記事での「片麻痺を改善する」は、片麻痺に対する検査(=運動機能の評価)の点数がポジティブに変化することを指します。
例えば、手の麻痺が0点(=全く動かない)〜5点(問題なく動く)という検査があると仮定します。
この検査で、0点が1点(=筋肉の収縮は起こる)に上昇しました。
このような点数のポジティブな変化を、本記事では「片麻痺を改善する」と定義します。
理由は、研究では基本的には検査の点数をもとに改善したか判断していることが多いからです。
そのため、「片麻痺を改善する」=「元通りの動きを獲得する」とは違います。
その点、理解した上で、読み進めてください。
片麻痺を改善する治療法
現時点で、有効とされている片麻痺を改善する治療法は、
- リハビリテーション
- 電気刺激
- rTMS(反復経頭蓋磁気刺激)
- 再生医療
です。具体的な内容をまとめたのが下の表です。
項目 | 具体的な内容 |
---|---|
リハビリテーション | 促通反復療法・ボバースセラピー・PNF・認知神経リハビリテーション1) |
電気刺激 | 神経電気刺激・TENS(経皮的電気神経刺激)1) |
rTMS (反復経頭蓋磁気刺激) | 頭部に磁気刺激(手・飲み込み・失語)2) |
再生医療 | 幹細胞治療(点滴・点鼻)3) |
それぞれが研究や論文で有効性が、 ‘一部’ みとめられているものです。
そのため、片麻痺の改善を目指す場合は、まず上の中から選択するのが良いと思います。
組み合わせで更に改善up
今まで紹介した内容は、組み合わせによって更に効果が出ることが分かっています。
特に、組み合わせに必須な項目は、「リハビリテーション」です。
- リハビリテーション × 電気刺激
- リハビリテーション × rTMS
- リハビリテーション × 再生医療
そのため、単独で実施するより、出来るだけ「リハビリテーション」を組み合わせることを検討した方がより効果的です。
片麻痺の改善を目指すための知識の一つとなれば、幸いです。
※リハフィットでは、促通反復療法(川平法)を用いてリハビリを提供しています。
<参考文献>
1 ) 日本理学療法学会連合: 脳卒中理学療法ガイドライン.日本理学療法ガイドライン第2版 2021:pp1-2,49-53,86-88.
2 ) Jean-Pascal Lefaucheur , André Aleman , Chris Baeken,et al : Evidence-based guidelines on the therapeutic use of repetitive transcranial magnetic stimulation (rTMS): An update (2014-2018) . Clin Neurophysiol 2020 . 131(2) : 474-528.
3 ) 石合 純夫 : 神経再生医療とリハビリテーション 脳梗塞の幹細胞治療におけるリハビリテーションの役割.臨床神経 2013:53:1177-1179.
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