回復期リハビリテーション病院(病棟)に、行った方が良いの?
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
主人が脳梗塞で倒れて、今は入院しています。
主治医から、状態が安定してきたので、リハビリ病院の転院を検討しましょうと言われています。
主人は家に帰りたいみたいですが、リハビリ病院には行った方が良いのでしょうか?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・回復期リハビリテーション病院(病棟)に行った方が良いの?
・回復期リハビリテーション病院(病棟)とは
・回復期リハビリテーション病院(病棟)に行かないと、どうなる?
・まとめ
本記事を読むことで、回復期リハビリテーション病院(以下、リハビリ病院)に行った方が良いかを理解できます。
1分で読めるので、リハビリ病院に行くべきか悩んでる方は、最後まで読んでみてください。
回復期リハビリテーション病院(病棟)に行った方が良いの?
早速、結論です。
【答え】状態によりますが、行った方が良い場合が多いです。
理由を説明する前に、リハビリ病院を簡単に解説します。
回復期リハビリテーション病院(病棟)とは
とても簡単に説明すると、リハビリ病院とは、
「リハビリを集中して行える病院」です。
集中とは、どういうことでしょうか?
1日3時間
365日休みなく
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が
リハビリを行うということです。
現在の日本では、このリハビリ病院でのリハビリが、最初で最後の集中的なリハビリとなります。
この機会を逃すと、これだけ集中してリハビリを受ける環境はありません。
※ 一部、自費のリハビリに数時間、毎日通うプランがありますが、費用が相当かかります。
リハビリ病院は、医療保険制度なので、1〜3割負担で、高額療養費制度も使えます。
また、退院後は、作業療法士や言語聴覚士にリハビリをしてもらう機会は、激減します。
特に、言語聴覚士から「高次脳機能」のリハビリを受けるとなると、至難の業です。
以上から、リハビリ病院に行く目的は、「集中してリハビリをする」ことです。
一方、すべての人がリハビリ病院に行く必要はありません。
リハビリ病院に行くかどうか、選択の自由があります。
医師や療法士から勧められても、断っても良いのです。
(断りづらいですが…)
では、リハビリ病院に行かない選択肢はなにがあるのでしょうか?
回復期リハビリテーション病院(病棟)に行かないと、どうなる?
リハビリ病院に行かないと、退院先は大きく2つにわけられます。
一つは、自宅に退院すること。
もう一つは、施設に入所すること。
脳梗塞の後遺症が軽くて、日常生活にほとんど支障がない場合は、リハビリ病院に行ってもすることがありません。
むしろ、退屈かもしれません。
それなら、自宅に帰って自分で生活するのが、一番のリハビリと言えます。
一方、脳梗塞の後遺症が重い場合は、リハビリ病院の意味は大きいです。
自宅や施設に入ってからもリハビリはできますが、リハビリの量が圧倒的に違います。
毎日3時間リハビリするのか、週2回 1回40分リハビリするのか、くらいの違いです。
そのため、リハビリの必要性が高い(=日常生活に支障がある)は、リハビリ病院が最大の選択肢となります。
また、施設と言っても、老人保健施設や有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、グループホーム、など様々な種類があります。
各施設の特色はそれぞれですが、リハビリ病院と比べると、こちらもリハビリ量は圧倒的に少ないです。
以上から、リハビリが必要のない方は、自宅や施設に退院することは選択肢として、有りです。
一方、リハビリが必要なのであれば、リハビリ病院に行くことをオススメします。
これだけの集中したリハビリを行える選択肢は、他にありません。
まとめ
本記事では、リハビリ病院に行った方が良いかを解説しました。
結論は、リハビリの必要性が高い場合は、行った方が良いです。
いずれにしても、急に提案されるリハビリ病院への転院。
ご本人やご家族にとって、最良の選択になるよう、願っています。
ご質問がある方は、下記からどうぞ。