内臓脂肪が増えるのが良くないのはなぜ?内臓脂肪を減らすための運動も紹介
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
内臓脂肪は良くないイメージがあるのですが、何が良くないのでしょうか?
内臓脂肪を減らすための運動はありますか?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・内臓脂肪が多いことで起きる問題
・内臓脂肪の減少に有効とされる運動量
本記事を読むことで、内臓脂肪が多いことで起きる問題と、内臓脂肪を減らすための運動量が理解できます。
1分で読めるので、内臓脂肪を減らしたい方は、最後まで読んでみてください。
内臓脂肪が多いことで起きる問題
内臓脂肪が多い(蓄積される)と何が問題なのでしょうか?
早速、結論です。
内臓脂肪が多いと、病気になる確率が明らかに上がります。
これが内臓脂肪を減らした方が良いとなっている理由です。
具体的には、内臓脂肪が多い方は、脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化による病気が明らかに増加していることが研究によって明らかにされています。
その前段階として、糖尿病や高血圧、脂質異常症にかかる率も上昇が見られます。
つまり、内臓脂肪は血管に負担をかけて、動脈硬化を引き起こして、それに基づく病気の原因となっているのです。
そうなると、内臓脂肪を減らすための方法が気になります。
次に、内臓脂肪を減らすために有効な運動量をご紹介します。
内臓脂肪の減少に有効とされる運動
こちらも早速、結論です。
普通の速度で歩くのを、30分/日、毎日行うこと。
毎日は「できないよ!」って方もいると思うので、もう少し詳しく説明します。
内臓脂肪の減少に有効な運動は、
「1週間に10メッツ・時」以上であることが複数の研究で明らかとなっています。
メッツとは、運動強度の単位で、安静を1とした時の運動の強さを表します。
ストレッチ | 2.3メッツ |
普通の速度で歩く | 3.0メッツ |
筋力トレーニング | 3.5メッツ |
10メッツ・時というのは、10メッツの運動を1時間することです。
そのため、歩行を30分すると、3.0メッツ×0.5時間なので、1.5メッツ・時になります。
これを毎日繰り返すと、1.5メッツ・時×7日=10.5メッツ・時となり、内臓脂肪の減少に有効とされる運動量に達するわけです。
ただ、1週間の総量が重要だと考えられているので、毎日しなくてもOKです。
例えば、1時間の歩行を週に3回。20分の歩行を週に1回。
3.0メッツ×1時間×3=9.0メッツ・時
3.0メッツ×0.33時間×1=約1.0メッツ・時
これでも合計10メッツ・時です。
とにかく、1週間で10メッツ・時を目指しましょう!
これに加えて、もう一声。
週あたりの運動量に応じて、内臓脂肪が減少していくことが報告されていますので、10メッツ・時以上できる方は、実施した方がより内臓脂肪の減少に有効です。
まとめ
- 内臓脂肪が多いと、病気になる確率が上がる。
- 内臓脂肪の減少に有効なのは、毎日30分の歩行。(1週間に10メッツ・時)
今すぐ始められる運動から、実施してみてください。
<参考サイト>
一般社団法人 日本内分泌学会 : メタボリックシンドロームとは
厚生労働省:内臓脂肪減少のための運動
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