【画像で解説】首下がり症状に対するリハビリのポイント
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
最近、頭を上げるのが大変で、首も肩も痛いんだ。
良くする方法はあるの?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・首下がり症状とは
・首下がり症状に対するリハビリ
本記事を読むことで、首下がり症状の原因とリハビリ方法が理解できます。
2分で読めるので、首下がり症状でお悩みの方は、最後まで読んでみてください。
首下がり症状とは
首下がり症状とは、首を真っ直ぐ保つことが困難となって、常に下を向いている状態になることです。
日常生活では、肩こりや首まわりの痛みが問題となる他、前を向くことが困難になります。(前方注視障害)
更に首下がりが進行すると、飲み込みが困難になっていきます。
なぜ、この首下がり症状が起きるのでしょうか?
首下がり症状の原因
首下がり症状には、種々の原因があり、ここでは3つ紹介します。
- 加齢などによって、首の筋肉が硬くなることや、首まわりの筋力低下
- 筋肉の硬さや筋力低下を引き起こす病気によるもの(パーキンソン病や神経系疾患、脊椎の変形、など)
- 薬の副作用(例:糖尿病薬)
①が原因だった場合の選択肢は、リハビリや運動によって、改善するしかありません。
言い方を変えると、手術などを行わなくても改善する余地があります。(②・③であっても、適切な治療をした上でのリハビリは有効です。)
首下がり症状に対するリハビリ
首下がり症状に対するリハビリは、大きく2つの方向から実施します。
- 首が下がってしまう筋肉の柔軟性・可動域を出す
- 首を持ち上げる筋力をつける
詳しく解説していきます。
1.首が下がってしまう筋肉の柔軟性・可動域を出す
首が下がってしまうと、首の後ろの筋肉である、頭板状(とうばんじょう)筋や僧帽(そうぼう)筋が過剰に働き、痛みが出現します。
この筋肉を、優しく緊張を落とすような感じで、ほぐしていきます。
その上で、首を上げる方向にストレッチを行います。
この際、首だけを上げても、効果はありません。
首より下の背骨(胸椎や腰椎といいます)を伸ばした上で、首の骨の下の部分を一緒に伸ばすのが重要です。
2.首を持ち上げる筋力をつける
首下がり症状では、一時的に首に持ち上げることは出来ても、持続しない場合が多いです。
筋肉には目的によって違いがあり、瞬発的な力を発揮する筋肉と、姿勢を保持する筋肉があります。
首下がり症状では、首の姿勢を保持する筋力が主に低下します。
ターゲットとする筋肉は、「頭板状(とうばんじょう)筋」や「頸半棘(けいはんきょく)筋」です。
ここでも、首だけを上げても良くなりません。
肩甲骨を引き寄せ、胸椎を伸ばした上で、首を上げるような運動を行います。
このような運動を実施することで、ターゲットとする姿勢保持筋力を鍛えることができます。
また、首下がり症状がある方は、立つ姿勢でもお腹が突き出したような姿勢となっており、これも首下がりを助長します。
そのため、立つ姿勢でも姿勢保持筋を鍛える必要があります。
方法は、立つ姿勢で、お腹をへこませた状態で、肩甲骨を引き寄せ、胸椎を伸ばした上で、首を上げます。
首下がり症状がある場合は、この紹介した2つの運動イメージを持ちづらい方がほとんどなので、理学療法士などの専門家に運動が合っているかのチェックをしてもらうことを強くオススメします。
まとめ
- 首下がり症状には3つの原因があり、加齢による筋肉の硬さや筋力低下が原因の場合は、運動が必要
- 首下がり症状のリハビリは、首の可動性を出した上で、姿勢保持筋を鍛える
姿勢を変えたい方のリハビリ体験
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