こんにちは。
リハフィットの脳卒中認定理学療法士・實(みのる)です。
先日、石川県・金沢で開催された「第23回 日本神経理学療法学会」に参加してきました。
全国から脳卒中や神経のリハビリに携わる理学療法士が集まり、最新の研究や臨床の工夫を共有する、年に一度の大きな学会です。
事前参加が2,300名を越え、演題数も787演題という、大規模の学会です。
学会のテーマ:「根拠と反証」
今回の学会のテーマは「根拠と反証」でした。
ちょっと難しそうな言葉ですが、簡単に言うと——
「正しいと思っていることを、そのまま信じていないか?」
「本当に患者さんのためになっているのか、確かめよう」
という意味が込められています。
私たち理学療法士も、日々の臨床の中で「この方法で本当に良いのか?」を考えながら試行錯誤しています。
学会では、全国の先生方が実際の症例を通じて、より良いリハビリの形を探っておられました。
「患者さんをどう理解するか」
今回の発表で印象的だったのは、「患者さん自身がどう感じているかを大切にする」という視点です。
同じ「手が動かない」という言葉でも、
・実際に筋肉が動かないのか
・動いているのに“動いた感覚”がないのか
で、アプローチはまったく違ってきます。
リハビリは、ただ筋力を鍛えるだけでなく、“その人がどんなふうに体を感じているか”を理解することから始まる。
その大切さを改めて実感しました。
リハフィットでも、学びを臨床へ
学会で得た知識や考え方は、私たちのリハビリにもすぐに活かせます。
例えば、
- 体の感覚を引き出す工夫
- 「動かない」状態でもできる刺激の与え方
- 運動を“感覚的に体験させる”リハビリの方法
など、患者さん一人ひとりに合わせたアプローチを磨いていくためのヒントがたくさんありました。
リハフィットに所属する理学療法士は、常に学びを続けています。
「今より少しでも動けるようになりたい」「もう一度歩けるようになりたい」という想いに、科学的な根拠をもって応えていけるよう、これからも研鑽を重ねていきます。
金沢で感じたこと
金沢は本当に素敵な街でした。
会場は駅からすぐ近くで、アクセスも抜群。
そして何より、地元でいただいたブリのお刺身が絶品でした(笑)
実はこのお店、リハフィットに通われているお客さまに教えていただいたお店なんです。
ご紹介いただいた通り、本当に最高でした。
ありがとうございました。
ただの出張ではなく、「学びと刺激をもらえる時間」として、心も体もリフレッシュできた2日間でした。
おわりに
学会に参加すると、全国で頑張っている先生方の姿に刺激を受けます。
そして改めて、「私たちももっと良くなりたい」「もっと役に立ちたい」と感じます。
リハフィットでは、学びと実践を通じて、皆さまのリハビリを全力でサポートしていきます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

