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ぽぽらフェスティバルに参加して感じた、自費リハビリの本当の意義

自費リハビリの一歩先、ぽぽらフェスティバル

こんにちは。埼玉リハビリセンター リハフィット上尾店の脳卒中認定理学療法士、實結樹です。

先日、春日部市で開催された「ぽぽらフェスティバル」に参加してきました。
参加した理由についてはイベント前の記事に記載していますので、よろしければそちらもご覧ください。

本記事では、個人的な視点からにはなりますが、イベントに参加して強く感じたこと、そして自費リハビリの真の意義について、お伝えしたいと思います。

目次

イベントを通じて感じた3つのこと

今回のイベントを通じて、理学療法士として、そして一人の人間として、深く考えさせられたことが3つありました。

1. 当事者の方が創り上げた活動の意味と意義

実は、春日部脳knowカフェの代表者は、当店リハフィット上尾店をご利用されている当事者の方なのです。

この方が当事者会を立ち上げる前から、ずっと一緒にリハビリに取り組んできました。
だからこそ、今回のイベントをやりきった姿を見たとき、理学療法士として本当に嬉しかったです。

自費リハビリに求められるもの、それは機能改善だけではない

一般的に自費リハビリでは「機能を良くすること」を求められます。
それは事実です。

でも、こうやって社会的な活動をされていることこそが、広い意味で、いえ、真の意味でのリハビリなのだと思います。

機能的なリハビリと社会参加。
その両方の成長を一緒に体験できたことは、理学療法士としての大きなやりがいでした。

改めて、感謝をお伝えしたいです。

でも、すべてが順風満帆だったわけではありません

一方で、多くの方が一人で苦しんでいることも事実です。

きっと、この活動を見て「まぶしく、羨ましい」と感じる方もいらっしゃると思います。

ただ、この代表者の方も、本当のどん底で苦しんでおられました。
「なんで助かったんだろう」と。

この記事を読んで「あなたは良いよね」と思っている皆さまと同様に、この方も多くのことを諦めています。
それもまた真実なんです。

私自身、良いことばかり書いていますが、私の力不足で達成をお手伝いできていないこともそれ以上にあります。

そんな中での達成だからこそ、本当に心が震えました。

みんな苦しい。それは当たり前のことです

ある日突然、脳卒中になって、そこから「ハッピー」ってなれる方が難しいはずです。

人生とは、今まで少しずつできることが増えていく経験の積み重ねです。
それが急に、できなくなったことと向き合わなきゃいけなくなる。
その苦しさは想像を超えるものだと思います。

でも、一人じゃない。
そう感じられる場所や仲間がいることが、どれだけ大きな支えになるか。

今回のイベントを通じて、改めて実感しました。

そんな当事者の方が毎月当事者会を行っていますので、ぜひお気軽に足を運んでみてください。

2. 自費リハビリが気になっているけど、一歩踏み出せない方々へ

イベントでは、多くの方が興味を持ってブースに足を運んでくださいました。

実際、私が提供している促通反復療法「川平法」が気になっている方も多くいらっしゃいました。
でも、「気にはなっているけど、初回体験には足を運べない」という声も聞こえてきました。

自費リハビリには、色々な意味での「壁」がある

ここには、自費リハビリという選択肢に対する、色々な意味での高い壁を感じました。

もちろん、費用の面は大きいと思います。
でもそれ以上に、心の壁が高いんだろうなと、接して感じました。

「本当に効果があるのかな」
「自分には合っているのかな」
「続けられるだろうか」

そんな不安や迷いが、一歩を踏み出すことを難しくしているのかもしれません。

私たち自費リハビリ側にも、考えるべきことがある

正直にお伝えすると、この心の壁は、自費リハビリ側が「あえて」設定している部分もあると思います。

医療・介護保険でのリハビリとの違いを感じてもらうための、いわば「ブランディング」のような。

でも本来は、このような色々な面の壁がなくなり、誰もが当たり前に選択できる世の中になれば良いなって、今回のイベントを通じて改めて思いました。

まずは、気軽に相談してください

まずは相談だけでも構いません。
施設の雰囲気を見に来るだけでも大丈夫です。

私たちは、皆さんの「一歩」を全力でサポートします。

3. 自費リハビリ同士が手を取り合うことの意義

今回のイベントには、当店だけでなく、他の自費リハビリ施設のセラピストも参加しました。

  • 自費リハビリ PIECEs(人形町) 作業療法士 中嶋侑 先生
  • 自費リハビリ ACPHY(越谷) 理学療法士・鍼灸師 西條攻 先生

「競合」ではなく、「仲間」として

普通に考えれば「競合」かもしれません。

でも、この中嶋先生、西條先生、めちゃくちゃ良い人なんです。

両者とも代表で経営者なのですが、すごくステキなお人柄で、信頼できる療法士です。
意地悪な療法士や上から目線の療法士だったら(笑)、こんな連携はなかったと思います。

そんなお二方と一緒に活動する中で気づかせてもらえたこと。

それは、私たちが目指すのは競争ではなく、協力して地域の脳卒中リハビリを支えることなんだな、と。

それぞれの強みを持ち寄って、高め合う

それぞれの知識・経験は異なります。

でも、それを持ち寄り、高め合い、議論し合うことで、脳卒中リハビリはきっと次のフェーズにいける。

私は、そう確信しています。

地域に根ざした活動が、つなぐもの

春日部脳knowカフェさんが、春日部という地域で毎月当事者会を実施し続けた結果、本当に地域に根ざした活動になっています。

この活動があったから、私たちは出会うことができた、といえます。

脳卒中の当事者会を通して、脳卒中者のリハビリ、生活、人生が変わる。

そんな未来を、施設の垣根を越えて、共に創っていけたらなって感じました。

改めて、「春日部脳knowカフェ」さん、ぽぽらフェスティバルお疲れ様でした!

自費リハビリの本当の価値とは

今回のイベントを通じて、改めて感じたことがあります。

自費リハビリの価値は、ただ「機能を改善すること」だけではありません。

当事者の方が、自分らしく、社会とつながりながら生きていくこと。そのすべてをサポートすることが、私たちの使命なんです。

リハフィット上尾店は、これからも皆さんの人生に寄り添い、機能面でも社会参加の面でも、全力でサポートしていきます。

最後に

脳卒中は、人生を大きく変える出来事です。でも、そこから新しい人生を歩み始めることはできます。

一人で悩まず、まずは私たちに相談してください。一緒に、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

ご相談・お問い合わせは、リハフィット上尾店までお気軽にどうぞ。

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