卵は1日1個までは迷信?卵の摂取を考える
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
本記事では、卵の摂取量について、考えてみたいと思います。
皆様も一度は、「卵は1日1個まで。それ以上食べると身体に悪い」
という事を聞いたことがありませんか?
では、実際はどう言われているのでしょうか?
本記事を読むことで、卵の摂取量に関する、現時点での解釈を学ぶことができます。
卵の摂取量
早速、結論です。
(前略)少なくとも循環器疾患予防(発症予防)の観点からは目標量(上限)を設けるのは難しいと考え、設定しないこととした。
日本人の食事摂取基準(2020)|厚生労働省 より
結論になってない!!って思いましたよね?
ただ、これが現時点での結論です。
どういうことか説明します。
大規模な研究では、卵の摂取と心臓病や脳卒中死亡率の間には、関係がないとされています。
「じゃあ、卵は問題ないで良いのでは?」
と、思いますよね。
実は、近年の個々の研究では、卵の摂取と心臓病や死亡率の間に、関係があるという報告も出ているそうです。
これらを踏まえて、厚生労働省としては、「卵の摂取量上限を決めるのは難しい」という結論を出したわけです。
ただ、最後の一文に、「コレステロール摂取量に上限がないと保証するものではない」と記載しています。
つまり、
卵摂取の上限は決めてないけど、決めてないからってたくさん食べて良いものではないんだよ。
という、回り道をした結論です。
では、卵の何が問題となっているかをみていきましょう。
卵に含まれる成分
卵には、タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルなどが豊富に含まれています。
特に卵のタンパク質は、タンパク質の優良性を示す「アミノ酸スコア」が、100(100点満点中)なのです。
アミノ酸スコアが100という事は、体内で合成できず、食事から摂る必要がある必須アミノ酸が豊富に含まれています。
では、課題となっているコレステロール。
厚生労働省の報告からは、脂質異常症の重症化予防の目的から、200mg/日未満に抑えるのが望ましいとされています。
平均的な大きさの卵1個につき、約250mgのコレステロールが含まれています。
つまり、脂質異常症の診断を受けている方は、卵の摂取量について、医師や栄養士に相談してみるのが良いと思います。
コレステロールが気になる方は、1日1個にとどめておくのが良いかもしれません。(0個にしちゃうと、他で優良なタンパク質をとるのが大変なので)
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