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声を出すためのリハビリ
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
本記事では、声を出すリハビリを解説します。
声を出す機能が損傷することで、声が出なくなったり、かすれた声になります。
では、声を出すメカニズムはどうなっているのでしょうか?
声を出す際の、最も重要なポイントは、
声帯をしめる
ことです。
声帯とは喉の中央に位置しており、声帯が閉じることで声が出せます。
左 : 声帯が閉じる、右 : 声帯がひらく
逆に、声帯が閉じない 又は 閉じても不十分な場合は、声は出ません。
では、声帯が閉じない原因は何が考えられるでしょうか?
リハビリを実施する方の多くは、「脳卒中」「脳梗塞」「脳出血」などで、声帯の麻痺が原因です。
声帯にも筋肉がついており、この筋肉が麻痺してしまうことで、声帯を閉じることが出来なくなるのです。
声を出すリハビリは、声帯周囲の筋肉に対するリハビリと言えます。
声帯の周辺の筋肉を促通する
声帯に関わる筋を促通する前に、重要なことがあります。
それは、頸部や肩の可動域や動きの改善を行うことです。
これには、声帯周囲筋の活動を起こしやすくなる効果があります。
- 首を、前後左右へ動かす。(自分 または 療法士にて)
- 顎を引く運動
- 肩の上げ下げ運動
声を出すための実践練習
首や肩周囲を十分に行ったあとは、具体的に声を出す練習です。
声を出す重要ポイントは、声帯をしめること。
これに関わるのが、息を吐くことです。
力み過ぎず、息を吐くことが大切です。
- 深呼吸
- 口すぼめ呼吸
- 「あー」と声を出す
特に、声を出すときに喉に力を入れたり、力み過ぎると、首や声帯周囲の筋が過剰に硬くなってしまいます。
過剰に硬い状態だと、声は出ません。
注意点
最後に、注意点です。
声を出せない方は、飲み込みの機能が低下している場合も多いです。
そのため、練習中に唾液等が気管に入ってしまう危険性があります。
特に飲み込み機能が低下している方は、一度専門家に相談してから実施しましょう。
ご質問がある方は、下記からどうぞ。