肩に対する注射ってどんな効果があるの?
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
本記事では、肩に対する注射について解説します。
五十肩などで肩に痛みがあったり、腕が上がらないとき、整形外科やクリニックで医師に診てもらいますよね。
色々と検査を実施したあと、治療の一つに肩の注射があります。
ただ、肩の注射について本当に理解している利用者様は多くない印象です。
そこで、注射について理解した上で、続けた方が良いのか、他の方法を検討すべきかを、理学療法士の視点から考えてみます。
まずは、肩の注射の種類です。
肩の注射の種類
肩への注射には、主に2種類あります。
- ヒアルロン酸
- ステロイド
注射といっても、使用される成分は違います。
①のヒアルロン酸は、関節の中の水分の役割を果たします。
関節の中にヒアルロン酸を入れることで、潤滑油のような機能を果たし、関節がスムーズに動きます。
それに加えて、軟骨の負担も軽減させます。
以上から、特に関節内での問題が生じている場合に、有効な方法です。
②のステロイドは、炎症を抑えたり、痛みを止める成分です。
炎症によって強い痛みが生じている場合に、特に有効な方法です。
激痛で夜も眠れない…みたいな時は有り難い選択肢になります。
効果の出るタイミング
効果の出るタイミングは、2種類とも即効性があります。
少なくとも、注射をうってもらった直後から翌日は、楽になっているはずです。
反対に、注射をうってもらったあと、数ヶ月後に良くなったような場合は、注射の効果とは言えません。
注射を継続するかどうか
1回の注射で効果がなかった場合、2回目以降で効果が出る可能性は少ないです。
1回の注射でわずかでも効果が出るかがポイントです。
長年の痛みの場合は、数回の注射を通して痛みが良くなる場合もあります。
ただ、いずれにせよ、「リハビリ」との併用は考えた方が良いです。
なぜなら、注射は対症療法的な治療だからです。
注射によって強い痛みがおさまっているタイミングで、筋肉の硬さをとったり、正しい動きをマスターする。(=リハビリ)
こうすることで、痛みから解放された肩を取り戻せると思います。
いずれにせよ、ずっと注射を含めて同じことしてるのに良くならない場合は、セカンドオピニオンなどで他の専門家の意見を取り入れることをオススメいたします。
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