どうして言葉が話せない?失語症とは。
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
お父さんが脳梗塞で倒れてから言葉が話せなくて…ふとした瞬間に声は出てるんだけど、話したくないのかな?
こんな疑問を解決します。
- 本記事の内容
・言葉が話せない症状
・失語症とは
・失語症に対するリハビリ
失語症に対する理解が深まって、対応の仕方がわかりますよ。
3分で読めるので、失語症を理解したい方は、最後まで読んでみてください。
言葉が話せない症状
言葉が話せない状態には、色々な状態が含まれます。
例えば、下記の症状があります。
・声が出ない
・声は出るけど、言葉にならない
・言葉の意味が分からない
このように、一概に言葉が話せないとしても、少しずつ状況が違います。
症状に合わせて、周囲の人は関わる必要があります。
3つのうち、「声が出ない」のを、『失声症』。
それ以外を、『失語症』と呼びます。
冒頭の質問
「お父さんが脳梗塞で倒れてから言葉が話せなくて…ふとした瞬間に声は出てるんだけど、話したくないのかな?」
これは、「声は出るけど、言葉にならない」状態を指します。
失語症の症状の一つです。
では、失語症とは、なんでしょうか?
失語症とは
失語症は以下のように定義されます。
失語とは、会話や文字でものごとを表現したり、理解したりする能力が部分的または完全に失われる障害です。
言葉を普段扱う私達にとってはイメージし辛いのですが、「言葉が分からない」状態になります。
言葉が分からないので、言葉を話そうとしても話せません。
言葉が分からないので、言葉を聞いても理解できません。
程度の差はありますが、失語症の方はこのようなストレスを抱えています。
まずは、言葉が分からない状態に苦しんでいることを、周囲の人は理解しましょう。
失語症に対するリハビリ
失語症に対するリハビリは、主に「言語聴覚療法」です。
内容としては、以下のようなことを行います。
・聞く : 文章を聞いて、その内容について答える。
・話す : 言葉を復唱する、絵や物を見て名前を言う、絵本の内容を答える。
・読む : 文章を読んで、その内容について答える。
・書く : 文章を書き写す、思ったこと(日記など)を書く。
この要素のうち、どの部分が苦手なのかをテストして、練習していくイメージです。
英語の勉強にすごく似ています。
英語の勉強も、最初は単語も全く分からないので、話せないし、聞いても理解できないですよね。
注意点は、言葉が分からなくても、思考力が落ちたわけではありません。
そのため、子供に接するような対応は、ご本人を傷つけます。
写真や絵、ジェスチャーを使いながら、対等に接することが大切です。
まずは、意思疎通を目標に、焦らず練習していきましょう。
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