手荒れの原因と対策
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
冬の季節は、手荒れが気になりますよね。
特に、コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症対策で、手指消毒や手洗いを行うと、更に手荒れしやすい状態となります。
本記事では、手荒れの原因と対策を紹介したいと思います。
まずは、手荒れの症状です。
手荒れには、軽症から重症までいくつかの段階があります。
手荒れとは、病名では「手湿疹(主婦湿疹)」と呼ばれています。
この手湿疹では、手の「かさつき」からはじまり、「ガサガサ」「赤み」「ひび」「あかぎれ」などの症状が出ます。
手湿疹は、簡単にいうと、皮膚の炎症です。
そのため、皮膚の炎症をおさえるためには、ステロイド軟膏が有効です。
炎症に対して、保湿を一生懸命行っても、治ることはありません。
(自然治癒はしますが)
ただ、保湿の有効なタイミングはあって、それは主に予防です。
では、保湿とステロイドはどう使い分ければ良いのでしょうか?
この保湿とステロイドを考える上で、手荒れの原因を知ることは重要です。
それでは、皮膚の解剖を確認しましょう。
皮膚の断面図です。
表面から、
皮脂→角質→表皮…
と続きます。
この皮脂膜によって、角質層が水分で満たされます。
この状態によって、外部刺激や異物から皮膚を守ります。
一方、皮脂膜が弱くなることで、水分が角質層から漏れてしまいます。
そうすることで、外部刺激や異物が皮膚に侵入しやすくなるのです。
外部刺激や異物が侵入すると、表皮内で炎症を引き起こして、手湿疹の原因となります。
皮膚膜が弱くなる一因が、「乾燥」です。
乾燥をおさえるのが、「保湿」です。
「保湿」には、角質膜に水分が満たされるように、「ハンドクリーム」等で水分が逃げないようにふたをする効果があります。
対策をまとめます。
- 乾燥をしないように極力「保湿」をする。
- それでも炎症して「手湿疹」が生じた場合は、炎症をおさえるためのステロイド軟膏を検討する。
このような二段構えになります。
また、同じ乾燥状態でも、手のひらと指先では手荒れの程度が違います。
これは単純に、外部刺激量の違いです。
指先の方が外部と接する機会が多いので、ダメージをダイレクトに受けやすいのです。
そういった意味でも、指先の保湿は欠かせないですね。
本記事が手荒れをおさえるキッカケになれば嬉しいです。
↓スタッフ使用中↓
ご質問がある方は、下記からどうぞ。