目次
喫煙と肥満は、どちらからやめるべき?!
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
心臓の手術をして、医師からタバコを辞めるように何度も言われてるんだ。
だけど、タバコを辞めるとすごく太ってしまった友達もいて…
太ったとしても、タバコは辞めた方が良いの?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・喫煙と肥満で心臓病になる確率は変わるか
・元になる研究を紹介
本記事を読むことで、心臓病予防へ向け、まず行うべき対策を理解できます。
センター長
1分で読めるので、心臓病の原因が知りたい方は、最後まで読んでみてください。
喫煙と肥満で心臓病になる確率は変わるか
まず、結論です。
肥満よりも、喫煙者の方が、心筋梗塞を発症する確率が高い。
肥満、喫煙とともに、辞められるのであれば、それが理想です。
ただ、難しいのであれば、まずは禁煙から始めることをオススメします。
元になる研究を紹介
イスラエルのチームの研究です。
40〜74歳の、約74万人を対象としています。
2009年までに心筋梗塞を発症していない方に対して、2011年の1年間経過を追いました。
結果は、過去の喫煙者で約1.5倍、現在の喫煙者で約2.4倍の確率で、心筋梗塞発症のリスクがありました。
一方、肥満者は喫煙グループと組み合わせた場合、心筋梗塞発症リスクを上昇させませんでした。
この研究では、肥満はBMIで30以上とされてます。
この結果から、心筋梗塞発症のリスクを少しでも下げるために、ダイエットよりも、禁煙を先に始めた方が良いと考えられます。
<参考文献>
Dror Dicker , et al.Obesity or smoking: Which factor contributes more to the incidence of myocardial infarction?.Eur J Intern Med 2016:32:43-6.
ご質問がある方は、下記からどうぞ。