後悔しないための良い回復期リハビリ病院の見分け方 3選
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
病院から連絡があって、リハビリ病院で家族面談するように言われました。
他にもいくつかのリハビリ病院に連絡して頂いてるのですが、ここに決めて良いのでしょうか?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・回復期リハビリ病院を選ぶための3つのポイント
・回復期リハビリ病院の選び方を分かりやすくまとめたTweetを紹介
・回復期リハビリ病院を選ぶための3つのポイントを詳しく
・【コラム】地域によっては選べないことも
・まとめ
本記事を読むことで、回復期リハビリ病院(以下、リハビリ病院)の選び方を理解できます。
3分で読めるので、リハビリ病院の選び方を知りたい方は、最後まで読んでみてください。
回復期リハビリ病院を選ぶための3つのポイント
最重要の3つのポイントは…
施設基準(入院料)
リハビリテーション専門医師の在籍
1日あたりのリハビリ提供数
です。
リハビリ病院を選ぶときは、ぜひこの3つの項目は意識してみてください。
回復期リハビリ病院の選び方を分かりやすくまとめたツイートを紹介
リハビリ病院の選び方を分かりやすく、図解で説明されているツイートを紹介します。
リハビリ病院で勤務経験があり、作業療法士としてご活躍されている 丸山 聖矢 先生のツイートです。
急に「回復期リハビリテーション病院へ転院です。」
— 丸山 聖矢|リハビリ施設/副社長|作業療法士 (@marusei10) September 10, 2022
「転院先を決めて下さい。」
と言われても何を基準に選べばいいかなんて分かりませんよね。
ただでさえ現状理解が追いつかないのに。
そんな時、これを参考にしてみてください。困っている方に届きますように。よければシェアお願いします。 pic.twitter.com/zp1EgH2CjO
丸山先生は、9つの視点からリハビリ病院の選び方を解説しています。
どの項目も、リハビリ病院で改善を目指す方にとっては、重要なポイントとなっています。
項目を知っているだけでも、大切な情報だと思いますので、一度目を通してみてください。
9項目とも満点の病院はあるの?
9項目で満点を出す病院は、少ないと思います。
さらに地方では、満点は難しいです。
そこで、独断と偏見で、この9項目を最重要ポイントを3つに絞りました。
9項目では選べない場合は、ぜひ参考にしてみてください。
回復期リハビリ病院で選ぶための3つのポイントを詳しく
紹介した3つのポイントを詳しく解説します。
① 施設基準【=入院料】
入院料とも言います。
リハビリ病院は、入院料1〜6にわけられます。
シンプルに、「1」が手厚いリハビリ病院で、順番に下がっていきます。
手厚い看護体制や、言語聴覚士、社会福祉士、管理栄養士が専従でいるのか、重症者の改善具合などの基準を満たしているかが施設基準の対象となっています。
調べ方は、「〇〇病院 回復期 入院料」と、検索すると、出てきます。
② リハビリテーション専門医師の在籍
リハビリ病院なので、医師は必ず常勤で1名以上います。
ただ、この医師がリハビリの専門医師ではない場合が多いです。
内科、循環器内科、神経内科、脳神経外科、整形外科などが専門である場合が多く、先ほどの施設基準に医師の専門は入っていないので、このような状況になっています。
一方、リハビリ専門医は、リハビリを専門に学んだ医師です。
リハビリ専門医がいることで、リハビリの幅が広がり、効果的なリハビリが提供される確率がぐっと上がります。
私の知っているところでは、リハビリ専門医が入った年から、リハビリ関連機器の購入稟議が通りやすくなりました。
調べ方は、「〇〇病院 回復期 医師」で検索して、回復期の医師をまず確認します。
その上で、医師の紹介ページをクリックして、所属学会や資格があるので、「リハビリテーション科専門医」の記載があるかを確認しましょう。
③ 1日あたりのリハビリ提供数
1日あたりのリハビリ提供数も、病院によって異なるため、確認が必要です。
集中的にリハビリを行うために、リハビリ病院に入院したのに、リハビリ時間が少ないとリハビリ効果は不十分となります。
調べ方は、「〇〇病院 回復期 1日あたりのリハビリテーション提供単位数」で、まず検索してみましょう。
病院のホームページで公表しているところは、すぐに出てきます。
出てこない場合、「〇〇病院 クリニカル・インディケーター(または、クオリティ・インディケーター)」で、検索してみてください。
ちょっと難しいですが、その中にリハビリ提供単位みたいな項目を探して、確認します。
それでも見つけられない場合は、病院に直接確認しましょう。
【コラム】地域によっては選べないことも
リハビリ病院の選び方を解説しましたが、実は選べないことも多いです。
私たちの地域だと、
- 急性期と同じ病院の回復期に行く
- 回復期の空きがないので、空いているところに行く
この2パターンが結構あり、実質的に選べません。
また、リハビリ病院に入るには、発症から2ヶ月以内という決まりがあります。
入りたいリハビリ病院の空きを待ち続けた結果、どこのリハビリ病院にも入れないという状況は避けたいわけです。
そういった意味で、地方のリハビリ病院だと、入れるところは限られてくると思います。
ただ、入院した後でもベストを尽くすために出来ることはあります。
リハビリに関する情報を収集することです。
リハビリ病院の医師や療法士に、調べたことを色々と聞いてみてください。
そうすることで、少しでも良い方向になるよう、検討してくれるはずです。
まとめ
リハビリ病院を選ぶ3つのポイントを紹介しました。
施設基準(入院料)
リハビリテーション専門医師の在籍
1日あたりのリハビリ提供数
悩んだ際は、参考にしてみてください。
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