内臓脂肪を落とすために必要な体組成計の使い方
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
フィットネスジムの体組成計で、内臓脂肪が高いと出ました。
いつも、家では正常範囲なのに…
どちらを信じれば良いのでしょうか?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・体組成計や測定条件による違い
・入力数値による違い
・内臓脂肪をチェックするための、体組成計以外の方法
本記事を読むことで、正確な内臓脂肪を把握するための体組成計の使い方と、内臓脂肪の評価方法が理解できます。
1分で読めるので、内臓脂肪を正しく測定したい方は、最後まで読んでみてください。
体組成計や測定条件による違い
体組成計や測定条件が違うことによって、体組成計の数値が変わります。
実は、「体組成計」の種類によって、内臓脂肪の値が異なります。
特に、メーカーが違うと、その影響は強くでます。
理由は、各メーカー毎に内臓脂肪の算出方法が異なるからです。
そのため、体組成計は同じもの(最低限、メーカーは揃える)で測定しましょう。
次に、「時間」によっても、内臓脂肪の値は異なります。
統一した時間で測定しましょう。
以上から、体組成計や時間が違って測定した場合は、正確性に欠けるため、参考程度にしておきましょう。
入力数値による違い
先ほどは、各メーカーによって算出方法が違うと説明しました。
この算出には、「年齢」や「身長」が用いられています。
報告によると、「男女とも年齢が高くなるほど、身長が低くなるほど、内臓脂肪レベルは高くなった」そうです。
そのため、この数値の入力が毎回異なると結果も違ってきますので、正確な値を入力するようにしましょう。
内臓脂肪をチェックするための、体組成計以外の方法
冒頭の質問で、家とフィットネスジムで内臓脂肪レベルが異なった場合は、どちらを信じるのかという疑問。
まずは、正確性を確認します。
① 体組成計の種類とメーカーを確認
② 測定する時間を統一する
③ 年齢や身長を統一する
この手順を踏みます。
あと、意外と見落としやすいのが、性別の入力。
男性と入力した方が、内臓脂肪が低く出やすいです。
リハフィットでの体組成計では、male か femaleで選びます。
※male : 男性、female : 女性
体組成計のメーカーが違う場合は、結果が異なって出ても仕方ありません。
そんな時は、体組成計以外で内臓脂肪が蓄積されているかをチェックします。
具体的な基準は、
男性は、腹囲85cm、BMI 25以上。
女性は、腹囲90cm、BMI 25以上。
です。
これを満たす場合は、内臓脂肪型肥満(=内臓脂肪が多い)である可能性が約90%です。
さらに、女性の場合は、BMI 25.1が、内臓脂肪型肥満の境界線(カットオフ値)となっています。
まとめ
家の体組成計と他で測定した体組成計の結果が異なった場合は、まずは正確性(メーカー、時間、入力数値)を統一しましょう。
それでも異なる場合、男性は腹囲85cm・BMI 25以上、女性は腹囲90cm・BMI 25以上を満たす場合は、内臓脂肪レベルは高いと判断して良いと思います。
※ リハフィットでは、TANITAさんのインナースキャンデュアルを使用しています。
<参考資料・文献>
体脂肪率が測れる体重計 機種により測定値異なる 測定は同一機種で継続的に
佐藤 友美,他:性差を考慮した各身体計測指標とCT 測定内臓脂肪面積との相関性─男性の内臓脂肪、女性の内臓脂肪─.総合健診 2014.41(6):644-652.
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