膝痛に市販薬は効くの?いつまで飲めば良い?
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
膝が痛くて、市販薬を飲んでいます。
毎日のように飲んでいますが、このままで痛みは良くなるのでしょうか?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・代表的な痛み止めの成分
・膝の痛みに有効とされる痛み止めの成分
・痛み止めとの正しい付き合い方
本記事を読むことで、膝痛に対する市販薬との向き合い方を理解できます。
1分で読めるので、膝痛とお薬でご不安の方は、最後まで読んでみてください。
膝痛と市販薬との付き合い方
早速、結論です。
炎症があって膝が痛い場合は、炎症を抑える成分が含まれる痛み止めは膝痛に有効。
しかし、月に10〜15回以上、または3ヶ月以上服用する場合は、一旦休止しましょう。
※医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。
続いて、痛み止めの成分を説明します。
代表的な痛み止めの成分
代表的な痛み止めの成分は、
- アセトアミノフェン
- ロキソプロフェン
- イブプロフェン
- アスピリン
などが有名です。
成分によってそれぞれ効能が異なります。
成分は大きく、
- 脳や神経に作用して痛みを抑える
- 炎症を抑えて痛みを抑える(=NSAIDs)
にわけられます。
アセトアミノフェンは、脳や神経に作用して痛みを抑えます。
それ以外のロキソプロフェン・イブプロフェン・アスピリンらのNSAIDsは、炎症を抑えて痛みを抑えます。
膝の痛みに有効とされる痛み止めの成分
膝の痛みに有効とされる痛み止めの成分は、先ほど紹介した成分すべてです。
実際に、日本整形外科学会の変形性膝関節症診療ガイドライン2023(案)でも、概ね第一選択薬として、推奨されています。
ただ、理学療法士として膝の痛みをお持ちの方を見ていて、一つ感じることがあります。
痛み止めが効果的なのは、炎症症状がある膝の痛みだな、と。
そのため、炎症をおさえる成分が含まれる市販薬(NSAIDs)の方が、良く効く印象です。
炎症症状を抑える成分が含まれる、代表的な市販薬を一部、ご紹介します。
ロキソプロフェン↓
イブプロフェン+アセトアミノフェン↓
痛み止めとの正しい付き合い方
炎症をおさえる成分が入っている市販薬の方が、膝の痛みに効く印象があるとお伝えしました。
しかし、お薬ですので、ずっと飲み続けることによる悪影響もあります。
痛み止めが以下の量や頻度になった場合には、お早めに医師や薬剤師、理学療法士に「膝の痛み」について相談することをオススメします。
・1ヶ月に10〜15回以上の服用
・3ヶ月以上の継続
用法用量は、薬の種類によって違いがあるので、詳しくは添付文書をご確認ください。
この理由は、炎症がそんなに長引くのはおかしいので、痛みは炎症が原因ではない、もしくは、炎症が慢性化する「慢性炎症」に移行している可能性があるからです。
まとめ
炎症が併発しているときには、膝の痛み止めは有効な可能性があります。
炎症を薬で抑えるのは、対症療法のため、根本的な原因を解決するには、運動やリハビリが重要です。
膝痛にお困りの方はリハビリ体験を
ご質問がある方は、下記からどうぞ。