歩くとき、麻痺側に体重をかけた方が良いの?他の方法も紹介
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
麻痺側を意識して歩くようにしてる。
でも、中々歩きが変わらない。
どこを意識すれば良いの?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・片麻痺がある方の歩行練習でよくあるパターン
・麻痺側に体重をかけて歩くことは本当に良いのか?
歩く練習をする際の、歩き方について理解できます。
2分で読めるので、練習と歩き方を知りたい方は、最後まで読んでみてください。
片麻痺がある方の歩行練習でよくあるパターン
脳梗塞に代表される、脳のご病気の場合、麻痺などの後遺症が残ります。
発症した後は、急性期病院や回復期リハビリテーション病院(病棟)でリハビリを実施します。
このリハビリ内容は、病院や療法士によって違いはあるものの、大きな特徴があります。
それは、麻痺側を鍛えることです。
麻痺側を鍛えるのは、ベッド上での運動だけでなく、歩行練習中にも意識します。
具体的には、「麻痺側に体重をかけて、歩く」ことです。
入院中にリハビリをした経験がある方は、一度は言われた記憶があるかと思います。
それくらい、用いられている方法です。
麻痺側に体重をかけて歩くことは本当に良いのか?
麻痺側に体重をかけて歩くことには、メリットとデメリットがあります。
メリット
- 麻痺側が鍛えられる
- 麻痺側に意識を向けられる
デメリット
- 麻痺側に意識を向けないと歩けない
- 麻痺側の過剰な努力を要する
デメリットもあるので、麻痺側に体重をかけて歩けば良いという考えだけでは不十分です。
研究論文では、麻痺側に体重をかけて歩く方法と、健側(非麻痺側)に体重をかけて歩く方法を比較した結果、健側に体重をかけて歩く方が、歩く速さや歩き方が良くなったと報告されています。
つまり、麻痺側に体重をかけて歩く練習を続けた結果、歩く速度や歩き方が上手く変化しないなと思った場合は、健側に体重をかけて歩いてみてください。
やってみると意外と難しいものの、歩きをもう一段階上げる良いキッカケになると思います。
ぜひ、一度試してみてください。
<参考 >
上間 智 他:博脳卒中片麻痺患者への 3 種の麻痺側荷重指導が歩行に及ぼす影響について.日本義肢装具学会誌,27(2)2011.
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