【実例あり】足に装具をつけたのに、歩きが不安定?!安定するための装具の調整
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
リハビリ病院で足の装具を作って退院したんだけど、中々歩きが安定しなくて…
装具を外した方が良いかな?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・足の装具を調整することで歩きが良くなる
・足の装具の調整は義肢装具士だけでなく、理学療法士でも出来る
本記事を読むことで、足の装具を調整する方法を理解できます。
2分で読めるので、足の装具で歩きを良くしたい方は、最後まで読んでみてください。
足の装具を調整することで歩きが良くなる
足の装具に関して、次のようなことが言えます。
足の装具を調整することで、歩きが変化(安定)します。
詳しく説明します。
まず、膝の下まである足の装具のことを、「短下肢装具」と言います。
この短下肢装具は、脳卒中後遺症で、足の麻痺がある方に処方されます。
作成場所は、リハビリテーション病院がほとんどです。
目的は、色々ありますが、
- 歩きを安定させる
- 歩きを自立させる
ことを目的に処方されることが多いです。
処方された短下肢装具を使用して、退院へ向けた歩行練習が実施されます。
作成の流れは、医師の指示とともに、担当理学療法士の意見を踏まえて、義肢装具士が作成します。
このように作成された短下肢装具であっても、ご本人の動きが変化することで、合わなくなることもよくあります。
合わなくなった装具を使っていると、歩きが不安定になるだけでなく、傷や痛みを生じさせることもあります。
そうならないように、調整が重要です。
実例をご紹介します。
写真のように、装具が外側に倒れているので、装具をまっすぐに調整します。
装具をまっすぐに調整すると、上半身の傾きが軽減します。
このように、装具を調整することで、歩きが変化します。
では、装具はだれが調整してくれるのでしょうか?
足の装具の調整は義肢装具士だけでなく、理学療法士でも出来る
今回の例では、当センターの理学療法士が装具の調整を実施しました。
もちろん、装具に関する専門家である、義肢装具士の方も調整できます。
リハビリを行っている方は、装具に関して、理学療法士に聞いてみてください。
歩きを良くするために使っている装具だと思うので、適切に調整して使いましょう。
初回体験予約はコチラ
<参考文献>
中野 克己.下肢装具の三次元的アライメントとバイオメカニクス.理学療法-臨床・研究・教育- 2012.
ご質問がある方は、下記からどうぞ。