脳卒中の歩行を改善するために有効なトレッドミル歩行リハビリとは?!
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
脳卒中を発症してから、うまく歩けなくて…
歩行リハビリは何がありますか?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・脳卒中後の歩行リハビリの目的
・トレッドミルを用いた歩行リハビリ
本記事を読むことで、脳卒中後に有効な歩行リハビリを理解できます。
脳卒中後に歩行リハビリが必要な方は、最後まで読んでみてください。
脳卒中の歩行リハビリの目的
脳卒中後、今までのように歩くのが難しくなります。
難しさの程度は、重症度やリハビリ内容などに影響を受けるため、個人差が大きいです。
例えば、歩くことは困難で車椅子での生活が中心となる方や装具や杖を用いて歩く方、杖などは不要だけどぎこちない方、など様々です。
このように個人差はあるものの、歩行リハビリには共通の目的があります。
歩行リハビリの目的は、大きく2つです。
- 安定して歩くため
- スムーズに歩くため
一昔前には、安定して歩けるようになった上で、スムーズに歩けることを考えていました。
しかし、今ではスムーズに歩けることを目指した結果、安定して歩けるようになることも知られるようになってきました。
少なくとも、この2つの目的をおさえてリハビリを行うことが多いです。
その上で、具体的な歩行リハビリをご紹介します。
トレッドミルを用いた歩行リハビリ
歩行リハビリの一つに、トレッドミル(ウォーキングマシン)を用いた歩行リハビリがあります。
トレッドミルの効果として、2つ言われています。
- 足の振り出しが良くなる
- 歩く速さが向上する
トレッドミルでは、設定した速度で練習ができます。
この設定した速度が重要で、普段の歩きより「少し速い速度」に設定するのです。
そうすることで、歩行機能が向上することが分かっています。
歩行が不安定でも介助下で実施できる
仮に歩行が不安定な方でも、トレッドミルでの歩行リハビリを行うことができます。
トレッドミルでの歩行リハビリを行うために、理学療法士による介助サポートを行います。
更に、トレッドミルには手すりもついているため、手すりを持ちながらの歩行リハビリも可能です。
歩行が不安定な方でも、介助下での歩行リハビリを行うことで、足が振り出せるようになったり、歩く速さが向上します。
トレッドミル歩行のエビデンス
脳卒中治療ガイドライン2021では、トレッドミル歩行について、以下のように推奨されています。
1. 在宅で生活する生活期脳卒中患者に対して、歩行機能を改善するために、(中略)トレッドミル訓練、歩行訓練、下肢筋力増強訓練を行うことが勧められる(推奨度A エビデンスレベル高)。
脳卒中治療ガイドライン2021
まとめ
- 脳卒中後の歩行リハビリの一つとして、トレッドミル歩行リハビリがある
- トレッドミル歩行リハビリは、足の振り出しと歩行速度の向上に有効
- 歩行が不安定な場合であっても、理学療法士による介助サポート下で行える
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