タニタの体組成計で出る筋肉量が思ったより多いのは気のせい?
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
そんなに筋トレしていないのに、筋肉量が多く出ました。
体組成計の筋肉量は当てになりますか?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・筋肉量に対するタニタ公式HPでの回答
・筋肉量の使い方
・それでも筋肉量を他の人と比べたい…
・骨格筋量の求め方
本記事を読むことで、体組成計で表示される筋肉量の正しい見方が理解できます。
1分で読めるので、筋肉量を正しく知りたい方は、最後まで読んでみてください。
筋肉量に対するタニタ公式HPでの回答
タニタ公式HPでは、よくある質問の中で、以下のような回答がありました。
- 筋肉量が思ったよりも多く表示されます。
-
弊社体組成計で測定いただける筋肉量は、一般的に筋肉と呼ばれる「骨格筋」のみならず、平滑筋(内臓など)や体水分も含んでおります。
申し訳ございませんが、弊社体組成計で表示する「筋肉量」から骨格筋に関する数値を計算することは出来ません。
フィットネスジムやリハビリで鍛えたいと思っている筋肉は、「骨格筋」です。
タニタの体組成計で筋肉量が多く表示された場合、骨格筋が多いと断言はできません。
なぜなら、内臓や体水分も含んでいるからです。
では、筋肉量は意味を持たないのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。
筋肉量の使い方
これは、リハフィットで体組成計での測定を繰り返して感じる実体験です。
体組成計での筋肉量は、
筋トレの成果を追うために、間違いなく使えます。
むしろ、見える化するために、使った方が良いです。
なぜなら、筋肉量の経過は筋トレの成果に比例していることが多いからです。
例えば、筋トレを頑張ったAさんは、体重は変わっていないのに、筋肉量が増えています。(体脂肪は減ってます)
筋トレをあまりしなかったBさんは、体重は変わっていないのに、筋肉量が減っています。(体脂肪は増えてます)
AさんとBさんの話は一例ですが、このようなことが本当におきます。
そのため、筋トレの成果をチェックするために、体組成計の筋肉量は確認すべきです。
それでも筋肉量を他の人と比べたい…
それでも、一般的に筋肉量が多いのか、少ないのか気になりますよね。
加齢による筋肉量を検討した論文を紹介します。
これによると、性別と年齢による筋肉量は以下のような関係になりました。
女性 | 男性 | |
18〜24歳 | 36.4±3.2 | 52.5±5.1 |
45〜54歳 | 36.4±3.1 | 52.7±4.7 |
55〜64歳 | 35.2±2.9 | 50.6±5.5 |
65〜74歳 | 33.9±2.7 | 47.5±4.9 |
75〜84歳 | 32.4±2.6 | 43.9±4.5 |
85歳以上 | 30.0±2.6 | 40.2±3.3 |
谷本芳美 , 渡辺美鈴, 他 . 日本人筋肉量の加齢による特徴 . 日本老年医学会雑誌 2010(47)52-57. より作成
ただ、ここに記載されている筋肉量にも注意が必要です。
論文で使用されている体組成計はタニタですが、上肢や体幹、下肢の筋肉量も測定出来ています。
メーカーや機種による筋肉量の測定方法の違いを確認した上で、比較する必要があります。
数値を見ると、骨格筋量だけでなく、平滑筋(内臓)や体水分も含んでいそうです。
そのため、タニタの一般的な体組成計を使用している場合は、出た数値との比較に使えます。
骨格筋量の求め方
骨格筋量を求めるには、体重、体脂肪率が必要です。
体重−(体重×体脂肪率)=除脂肪量
除脂肪量÷2=筋肉量
実際に計算してみると、体組成計で出る筋肉量とは異なることが分かります。
それでは、計算例を載せておきます。
体重50kg、体脂肪率25%の方の筋肉量。
50kgー(50×25%)=37.5kg
37.5÷2=18.75kg
18.75kgが、大まかに求める骨格筋量です。
まとめ
- 体組成計によって、筋肉量の算出方法が違う
- 筋トレの成果を確認する上で、筋肉量の数値は参考になる
- 体重と体脂肪率がわかれば、骨格筋量を求められる
※ リハフィットでは、TANITAさんのインナースキャンデュアルを使用しています。(2024年1月31日まで)
現在は、体組成計としてInBodyを使用しています。
体組成チェック付きのパーソナルはコチラ
<参考サイト>
国立健康・栄養研究所
ご質問がある方は、下記からどうぞ。