ダイエットのために食物繊維を摂るには、難消化性デキストリンを摂れば良い?
こんにちは!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
忙しくて、食物繊維が中々摂れないので、難消化性デキストリンを摂取してるんだけど、安全なのかな?
この疑問を解決します。
- 本記事の内容
・難消化性デキストリンを摂取しても良いか?
・難消化性デキストリンとは?
・食物繊維の効果と種類
・食物繊維の特徴からみた難消化性デキストリンの使い方
本記事を読むことで、食物繊維の強い見方である難消化性デキストリンの使い方が理解できます。
3分で読めるので、食物繊維の不足に悩んでいる方は、最後まで読んでみてください。
難消化性デキストリンを摂取しても良いか?
早速、結論です。
難消化性デキストリンは、安全性が報告されています。
ただ、難消化性デキストリンだけでは、効果は不十分です。
理由を解説していきます。
難消化性デキストリンとは?
難消化性デキストリンとは、食物繊維の一種で、水溶性食物繊維です。
トウモロコシのでんぶんから、(人工的に)作られました。
安全性についても、消費者庁から特定保健用食品(トクホ)の関与成分として、許可されているくらいです。
難消化性デキストリンの効果
以下の3つの効果があります。
- 食後血糖値の上昇抑制作用
- 食後血中中性脂肪の上昇抑制作用
- 整腸作用
デメリットは、摂取し過ぎると下痢になることですが、これは他の食物繊維でも同様です。
難消化性デキストリンの特徴
基本的には、ほとんど「無味、無臭」です。
そのため、粉末状で混ぜて摂取することが多いです。
ここまで、難消化性デキストリンについて、説明しました。
食物繊維は、難消化性デキストリンさえ摂取すれば良いように感じますよね?
そうじゃないんです。
食物繊維について、簡単におさらいしましょう。
食物繊維の効果と種類
食物繊維の効果は、
食物繊維は、便通を整えて便秘を防ぐうえで欠かせないものです。また、脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあるため、これらを摂り過ぎることによって引き起こされる肥満や脂質異常症(高脂血症)・糖尿病・高血圧など生活習慣病の予防・改善にも効果が期待できます。
厚生労働省. e-ヘルスネット
さらに、食物繊維のダイエット効果として、
たくさん噛む必要があるので、満腹感が得られる。
これも重要な要素です。
更に、食物繊維には、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があります。
難消化性デキストリンは、「水溶性食物繊維」です。
それぞれ、以下の特徴があります。
水溶性食物繊維
- 食後の血糖値の急上昇を抑える
- 血中のコレステロール値を下げる
- 腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整える
この特徴は、難消化性デキストリンにもピッタリ当てはまります。
なお、善玉菌を増やすものの、善玉菌そのものではないため、善玉菌が少ない方は別で摂取する必要があります。
不溶性食物繊維
- 水分を吸収しやすいので、便のかさをふやし排便を促す
- 有害物質を体外へ排出して、大腸がんの予防効果がある
この特徴は、水溶性食物繊維の一種である難消化性デキストリンにはありません。
食物繊維の特徴からみた難消化性デキストリンの使い方
以上の特徴を踏まえると、難消化性デキストリンの弱点も見えてきます。
① 無味、無臭のため、砂糖や甘味料と組み合わされる可能性がある
② 噛むことによる、満腹感を得られない(粉末・液体)
③ 不溶性食物繊維の効果を得られない
この弱点を踏まえて、上手に付き合えると良いです。
弱点① 無味、無臭
飲料系の場合は、ブドウ糖や甘味料が含まれてしまいます。
そのため、摂取するのであれば、「粉末状」が良いです。
味がしないのを逆に利用して、お茶やお料理に混ぜてしまいましょう。
弱点② 満腹感を得られない
たくさん噛むことによる、満腹感を得るには、野菜などがやっぱり有効です。
野菜を摂取するのはもちろん、不要性食物繊維である、穀物・こんにゃく・豆類・きのこなども意識して摂取しましょう。
弱点③ 不溶性食物繊維が得られない
食材を検討するときに、弱点②でも書いた、不溶性食物繊維を意識して摂取しましょう。
特に、「大麦」は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を含む、スーパーフードです。
個人的なオススメは、リハフィットでも販売しております、「こんにゃく大麦ごはん」です。
普段の白米をこんにゃく大麦ごはんに、置き換えることで、2種類の食物繊維が同時に摂取できます。
まとめ
- 難消化性デキストリンは、水溶性食物繊維として、食物繊維の不足分を補える
- 難消化性デキストリンは、粉末状で摂取する
- 不溶性食物繊維は、野菜や穀物などから意識的に摂取する
- 大麦には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれている
皆様の健康に少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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【参考】
1) 厚生労働省 : e-ヘルスネット
2) 大塚製薬:難消化性デキストリン
3) マンナンライフ:食物繊維のチカラ
4) おいしい大麦研究所 : 大麦とその効用
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