【学会発表】第42回関東甲信越ブロック理学療法士学会で発表しました
2023年10月15日(日)に、当センターの理学療法士、實結樹が大宮ソニックシティで行われた「第42回関東甲信越ブロック理学療法士学会」で、学会発表を行いました。
抄録集は、学会ホームページから誰でも見ることが出来ます。
演題名「股関節運動の指導により大腿骨の骨密度が改善した骨粗鬆症の一症例」
リハフィットのご利用者様の経過を報告させて頂きました。
演題名の通り、運動によって骨密度の数値が改善しました。
骨粗鬆症には、「栄養」「運動」「服薬」の3つを併用することが、骨密度の改善や進行予防に有効とされています。
ご利用者様もこの併用療法を行っており、腰椎の骨密度は改善がみられました。
一方、大腿骨の骨密度は下がっていました…
この報告を受けて、見直す部分を検討しました。
検討した結果、大腿骨に適切な刺激が入る股関節運動を取り入れることになりました。
新たな運動を始めて1年後。
ついに、大腿骨の骨密度が改善したのです。
報告を聞いたとき、とても嬉しかったです。
何より、アドバイスを信じて1年間継続されたことが、良くなったポイントだと思います。
継続して努力されたことに、心から敬意を表します。
発表についても、快諾して下さり、貴重な機会を得ることが出来ました。
この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。
学会での様子
フロアからもいくつかの質問をいただき、骨粗鬆症に対する運動の確立へ向け、ディスカッションすることが出来ました。
質問や課題を踏まえて、更に良い運動が提供できるように、検討していきたいと思います。
また、他のセッションでも積極的に質問を通して他の理学療法士の先生方と交流することが出来ました。
促通反復療法「川平法」と電気刺激を併用して、箸の使用が可能となった症例や、短下肢装具をあえて長下肢装具へ戻すことで適切な歩行を獲得した症例など、非常に有意義な発表が多くて、色々な意見交換が出来ました。
埼玉県で開催されたこともあり、お世話になっている多くの理学療法士の先生と再開することが出来ました。
まとめ
リハフィットでは、効果的な運動指導を行うとともに、それを学会などの外部で発表することで、科学的に有効な方法を引き続き追求していきたいと思います。
改めて、学会発表を快く引き受けて下さったご利用者様へ、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。